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ペットドッグパートナーズ試験実地試験 詳細

●注意事項

・試験前、会場馴致の時間を取ります。

(試験会場は、試験前30分程度、慣らす時間を設定します。途中、排泄をさせたい場合は、会場を汚さないように処理してください。)

 

・原則、試験中は吠えないこと。ただし、アクシデントによる吠えに関して、コマンドなどでコントロールして、吠えやむことができれば試験は続行しますが、吠えやまない、もしくは吠える場面が2回以上あった場合は試験を中止する事もあります。待機中の吠えもコントロールできない場合は試験を中止する場合もあります。

 

・原則、その日の受験者は他の受験者が試験中も会場内で待機となります。犬はハウスに入れてください。排泄などの理由で会場を出るときは、試験中の犬に影響を与えないタイミングで出てください。試験中の犬が待機中の犬の吠えにつられて吠えてしまった場合、吠えやませた後、落ちついたら試験を再開します。

 

・試験はプレーンな首輪のみ。(チョークチェーン・ハーフチョーク・イージーウォークハーネス・プレミアムカラー・ハーネスなど不可) リードでのショックは禁止とします。

 

・失格(即刻試験中止):他の犬や人に噛みついた場合。マーキングをした場合。(マーキングをさせないコマンドは使ってよいが、マーキングしたら失格)

 

・試験は全項目をクリアすることで合格となります。途中、不合格項目があった場合はジャッジがその項目について説明をします。そのまま試験を続けるか、中止にするかは飼い主さんの判断としますが、不合格項目が3つになった段階でジャッジが判断し、中止とする場合もあります。

 

・声符と指符を同時に使用した場合は、コマンド2回とカウントします。

 

・受験者の服装:動きやすい服装 (ヒールの高い靴はご遠慮ください)

 

 

●試験項目

 項目 1. ジェントリング  

体の各部位が安全に確認できる。顔や体を触られても静かにしていられる。

 

・審査方法

診察時を想定し、目、歯、耳、足裏(四脚)、おしり周り、お腹の順で触る。お腹は横に寝かせて5秒触る。

※ジャッジの指示に従い「飼い主自身が触る」、「飼い主が保定しサブジャッジが触る」の2パターンをおこなう。横になる時に必要ならマットの使用も可。

 

・合格基準

唸る、咬む(甘咬みも含む)、逃げ出す、暴れるなどせずに、触られることが出来れば合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=19cp0hyAsI8

 

 

ジェントリング写真1 ジェントリング写真2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 項目 2. 引っ張らずに歩く ページのトップへ戻る

リードをJの字を保ち歩くことができる。飼い主の歩調に合わせて歩くことが 出来る。

・審査方法

リードをたるませたまま1分間歩く。コートの外側を2周歩く。1周目と2周目は反対方向に歩く(犬は同じ側につける)。最後はジャッジの指示で止まり、お座りをさせる。

※リードは首輪のナスカンから緩めのJの字を保つぐらいの長さで持ち、必要以上に長く持たない。歩き出しの合図や最後の姿勢のコマンドはかけても良いが、全体がスムーズでリードにテンションがかかっていないこと。(Jの字が崩れてリードが張るのは3回まで、ショックを使用した歩行は不可)


・合格基準

リードはJの字を維持したまま歩くことが出来る。最後はジャッジの指示に従って止まり、ジャッジの指示に従って座らせることができれば合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=avTbUtN4LyA

 

 

引っ張らずに歩く1 引っ張らずに歩く2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 項目 3. コマンドによるオスワリ・フセ ページのトップへ戻る

飼い主は犬に適切な学習を施しており、犬は適切に理解している。


・審査方法

飼い主と向かい合った姿勢でオスワリ・フセを声符か指符で2回ずつさせる。

※オスワリ・フセの順番はジャッジが当日決める。各コマンドに正確に反応していること。指符の人はコマンドをかけ続けず、かけたら一度手を降ろすこと。
(各コマンドは2回まで)


・合格基準

犬は各コマンドに適切に反応していれば合格。各コマンドは2回までを限度とする。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=xVrE-DjipWk

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 項目 4. リードが離れたときの反応 ページのトップへ戻る

飼い主と5m離れても騒がず、静かに待っていられ、呼ばれたら首輪をつかめる所まで戻ってこられるか。
(首輪がつかめる位置まで呼び戻しができるか)

・審査方法

飼い主は犬にお座りをさせ、5m離れ呼びもどす、呼び戻したらお座りをさせ首輪をつかむ。オスワリ、待て、呼び戻しのコマンド以外は使わない。
各コマンドは2回まで。
 ※リードが離れた時という想定なのでリードは首輪から外さない。離れるとき、犬と向かい合って離れる、背を向けて離れる、どちらでも可。お座りをさせ離れるときや呼び戻す前に動いたら不合格。呼び戻しの最初の声をかけてから10秒以内に戻り始めなければ不合格。

 

・合格基準

呼ばれたらすぐに戻ってきてオスワリができ、首輪をスムーズにつかめたら合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=bR0rSR2wsJc

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目 5. 他の犬に対する反応 ページのトップへ戻る

他の犬に会っても興奮しないか。飼い主は自分の犬の対処方を知っているか。

 

・審査方法

歩道を想定し、コート外側のライン上(2m間隔)を犬が歩き、他の犬とすれ違う。犬が外側同士、内側同士、外側と内側など、どのパターンでも良い。
(犬同士の挨拶はさせない) 

※他の犬と静かにすれ違う。すれ違う時に、リードが張ったり、犬同士接触してはいけない、止まったり、座ったりもしない。他の犬役は試験を受けに来た他の犬とその飼い主さんが行い、2頭同時に試験をする。

 

・合格基準

すれ違う時、飼い主のコマンドでコントロールし、必要以上に興奮(威嚇・攻撃・遊びをしかける・追いかけるなど)しなければ合格。吠えた犬・飛びかかった犬は不合格(飛びかかられた犬は時間をおいて、犬を変えて再試験できる)

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=2mIOw7PgHBY

 

 

他の人に対する反応1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目 6. 他の人に対する反応(その1) ページのトップへ戻る

知らない人にいきなり触られても平気かどうか。

 

・審査方法

サブジャッジが向かい側から歩いてきて、すれ違いざまに背中や横腹を触って通り過ぎる。

 

・合格基準

唸る、咬む、逃げ出す、暴れるなどしなければ合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=0XIluXOB_Ig

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目 7. 他の人に対する反応(その2)  

知らない人が近くに来て触られても興奮しない(イヌを見ながら近づく人など)。

 

・審査方法

他人役は大人の男性か女性とし、どちらかは当日決める。必要ならば、飼い主は自分の犬が静かにできるコマンド(お座り・フセ・アイコンタクトなど)をかけて、犬をコントロールする。

 

・合格基準

他人が犬の正面から犬を見ながら近づき、犬の頭を触る。唸る、咬む、逃げ出す、暴れる、飛びつくなどしないで触られることができれば合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=Uew9wAsAT-E

 

 

他の犬に対する反応2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目 8. 足元で静かにしている ページのトップへ戻る

誘導された安全な場所で静かにしていることができるか。

 

・審査方法

誘導された安全な場所で犬はフセたまま5分間静かにする。
<安全な場所>:腰掛けた足の前か股の下、またはイスの下。大型犬に関しては、イスの近くでフセて邪魔にならない位置とする。(マットが必要なら使用可)

 ※安全な場所で犬にフセをさせ、犬は5分間静かにしている。(足を崩したフセでも可)途中飼い主は5分間静かにさせるために対処をしてもよい。(褒めの言葉やコマンドは可、食べ物のご褒美は不可)犬が動いてしまった場合は2回までリカバリできる。ただし、1回につき10秒以内とする。ジャッジは1分ごとにカウントする

 

・合格基準

ハンドラーは犬を安全な場所に誘導し(歩く人の邪魔にならない位置やイスの下など)、犬は5分間フセで静かにしていたら合格。

 

項目 9. 刺激に対する反応  

刺激に対して異常に反応しない。刺激を与えられたときに飼い主は適切に対応できる。

 

・審査方法

刺激は2つ当日ジャッジが決める。犬は異常な反応をしない。反応して立ち上がっても飼い主の素早いコマンドで10秒以内にフセに戻ることができる。

 

・合格基準

刺激に対して異常に(吠える、飛び上がる、逃げだす)反応し続けない。反応しても飼い主のコマンドで10秒以内にフセに戻れば合格。

 

・参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=1H28VkumG_8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目 10. ハウストレーニング ページのトップへ戻る

ハウスで静かにできるか。(2分間)


※JAPDT認定実地試験当日はハウスを持参すること。

柵状のサークルは不可。バリケンタイプ(ソフトもしくはハード)、ケージタイプを持参すること。

ハウスのタイプ

・審査方法

コマンドでハウスに入れる。飼い主は1分間ハウスの横に居るが、その後、その場を離れて姿の見えない状態で1分間待つ。

※ハウスのコマンドで入り、飼い主は1分間ハウスの横にいる。その後離れて完全に姿を隠して1分間。合計2分間ハウスの中で静かにする。ハウスにカバーをかける、かけないは、飼い主さんの判断に任せる。


・合格基準

ハウスに入っている2分間、ハウスを引っかいたり、暴れたり、吠えたり、鼻を鳴らさないで静かにしていられたら合格。

 

項目 11. 排泄のコントロール  

排泄がコントロールできているか(排尿・排便)。その場を排泄物で汚さない。

※JAPDT認定実地試験当日は排泄物を処理する道具を持参すること。

 

・審査方法

排泄物(尿・糞)を処理する道具を所持しているか確認する。
 試験中、排泄がコントロールされているか。

 

・合格基準

排泄物を処理する道具を所持しており、試験中排泄しなければ合格。

 

 

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