【N】 ワクチンについて、パムさんの考えを聞かせてください。最近、ワクチンの過剰摂取による 害について気になる話を聞くことが多いのですが。
【Pam】 アレルギー反応とかね。嫌なことだわ。まず初めに、私の意見は個人的なもので、データに 基づいたものではないということを書いてね。獣医療は専門外だし、リサーチもしていない から、この質問に関しては私は一愛犬家よ(笑)。それに、現時点ではワクチンの過剰摂取 の弊害についてのリサーチはほとんどされてないんじゃないかしら。私も他の愛犬家と一緒 で心配はしている。だからもう毎年ワクチンを打つことはしてないわ。子犬は別よ、だけど 成犬はもう何年も打ってない。その代わりに抗体テストを毎年受けてる。
【N】 アメリカでは抗体テストは一般的ですか?
【Pam】 東海岸では一般的だった。ものすごく高かったけれど、みんな受けていたわね。だけどイリ ノイ州に引っ越してからは、抗体テストなんて言っても「何の話?」ってきょとんとされち ゃうわ。私の犬たちが通っているクリニックでは、抗体テストをお願いしたのは私が初めて だったみたい。ニューヨークにいた時は毎年抗体テストを受けて、結果は問題なかったの。 まだ十分免疫はありますよと言われていたのに、イリノイ州でテストを受けたら「免疫が不 十分」という結果が出て、ちょっと疑わしいと思ってる。イージットは5年だか6年だか 毎年ワクチンを接種していて、抗体テストに切り替えてから何年も大丈夫だったのよ。ある 年から突然免疫がなくなるっていうのは変でしょう?(テスト用の)血液はそこのクリニッ クで採取したんだけど、抗体テスト自体は外部の研究室に委託していたみたい。私の住む町 にはすごくいい大学病院があるのに、そこには送らなかったみたいだから、次回はどこか他 で受けるわ。あ、狂犬病は別よ。年に何回もカナダに帰るからずっと毎年ワクチンを打って た。でも今はカナダも3年ワクチンを認めるようになってよかったわ。アメリカではもうど こでも3年だものね。
【N】 いつから毎年でなくなったんでしょう?
【Pam】 それは知らないけど(笑)、今は、子犬の時に1年ワクチンを接種して、その後は3年毎の はずよ。私がアメリカに住み始めた当初からそうだけれど、それよりずっと前からじゃない かしら。ということは日本ではまだ毎年なの?狂犬病の発症例はあるの?
【N】 確か50年くらい前からないはずです。
【Pam】 それなのに、まだ毎年の接種が義務付けられているの?本当!
【N】 その他の感染症についても、5種混合や7種混合ワクチンを毎年打つことを勧められます。
【Pam】 その7つの病気って何?北アメリカとは違うんでしょうけど。
【N】 パルボ、ジステンパー、伝染性肝炎、パラインフルエンザ・・・あと一つは思い出せませんが (アデノウィルスII)、それにコロナとレプトで7種です。
【Pam】 そう・・・。アメリカでは、コロナとレプトについては住んでる地域で発症例があるかどうか でワクチン接種の必要性を判断するわね。
【N】 アメリカやカナダの愛犬家は、狂犬病以外の病気のワクチンに関していろいろな選択肢があ ることを知っていますか?
【Pam】 いいえ、ほとんどの人は獣医師の勧めるままにワクチン接種を受けているでしょうね。何が 必要で何が必要でないのか勉強しないから、獣医師のなすがまま。
【N】 うちにも毎年「ワクチンの時期です」というお知らせが届きます。
【Pam】 「もうすぐ期限切れです!」ってね(笑)抗体テストを受けたことは?
【N】 いいえ、高くて・・・。
【Pam】 本当に、馬鹿みたいに高いのよね。
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| <第2回JAPDTカンファレンスの講義にて> |
【N】 最後に、ジャックポットについて質問させて ください。ジャックポットはあまり使わない とおっしゃっていましたが、ジャックポット には学習速度を高める効果はないのですか?
【Pam】 ジャックポットは場合によって使うこともあるのだけど、基本的には動機付けのツールとし て使うわ。私が読んだ心理学の文献によれば学習強化よりも動機付けに効果があるとされて いるの。あと、私がジャックポットをあまり好まない理由としては、実際に使ってみた印象 として、普通にごほうびを与えた時よりも犬の気が散るような気がしたの。これは私の個人 的な印象だけれど、ごほうびの量や種類が変わることで動物の注意がごほうびに向いてしま って、それ以前にやっていた行動に戻るのが難しくなっていると感じたわ。それが私の経験。 だからあくまで私の経験上の意見ね。
【N】 なるほど。分かりました。ありがとうございました!
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