ペットは現代人の心を癒し、心を豊かにする存在として多くの人々に飼われています。しかしその一方で、心無い一部の無責任な飼い主もおり、近隣やドッグランなどでのトラブルや迷惑なども多く発生しています。ペットを飼う人は愛情と責任をもって他人に迷惑をかけない飼い方をすることと、自分の犬を強い意志で管理する事が大切なのです。
そのためには動物の生得的に持っている本能、習性などを正しく理解して適正な飼養としつけをすることが不可欠なのです。
しつけは人と犬とのあるべき関係として常に飼い主が犬のリーダーとなり、犬が人に従順に従うことを身に付けさせることが大切です。このような性格の犬をつくるために一番重要なことは犬の体の隅々まで触ることができ、犬の体が硬直せず力を抜いて身を任せ、どこを触っても何をしても人の言いなりな状態になるよう慣らすことです。
犬が人に対して主導的行動をとり一般的な行動として、よく道で見かけるものに飼い主を引っ張り回す犬や、犬に引きずられて従順について歩く飼い主の姿があります。このような、飼い主が犬に主導的な行動をとられて従属的な対応をしていると、犬をいつの間にかリーダーに仕立て上げる結果となってしまいます。そして多くの飼い主がこの事に気付いてないのです。
まず、犬を連れてまともに歩けないのなら「歩くな」、じっと停止していることです。歩き続けることは動中の静でいう動の部分です。まず静の部分があって初めて動の部分を発生させられる、静中の動でなければならないのです。以上のことは、人と犬との良い関係づくりの中でとても重要な課題であり基本的なしつけの方法になります。
愛犬家に対して指導的立場のものは、一般の方々にでも容易に取り組むことが出来る犬のしつけ方、基本的な教育方法を把握し、技術として身につけ解りやすく飼い主に指導していかなくてはならないのです。その結果、しつけの行き届いた犬との生活が、飼い主にとっても犬にとっても幸せであると共に、人と動物が共生できる潤いのある社会づくりに貢献する事になるのです。