演者は家庭動物(主として犬猫)を診療対象とする臨床獣医師ですが、「犬の問題行動の治療」も行っています。「飼い主家族と犬が穏やかに日々を暮らす」ということが、仕事の主目標であると考えるからです。
臨床獣医師であるということは、演者が「犬の問題行動」を診察するとき、「肉体的疾患」も疑い、治療法として「薬剤の投与」や「外科的手術」という選択肢も持っており、その上に立って治療にあたっているということです。
さらに、演者は「ヒトと動物の関係学」に興味を持っています。
人の心根や何気ない振る舞いが、犬と暮らすにあたって重要な意味を持つと考えています。動物(特に家畜)ととことん向き合ったことのない文化的背景に育つ一般的な日本人が、犬との暮らしをどういう風に共にすればよいのか、会場の皆さんとともに考えてみようと思います。