藤井聡
15:00〜17:00 <8302>
人が、何かをより深く知りたいと思い取り付かれてしまった瞬間、それが魅力への探求ではないか。
かつて、中国の絹の素晴らしさに魅せられた西洋の人々は、それを手に入れるために数多くの危険や困難を顧みず、シルクロードと呼ばれる道を行き来した。多くの愛犬家も明るく無邪気で愛くるしい仔犬の世界に魅せられて、心の中に一本のシルクロードが生まれ、仔犬との接点を求めて内なるシルクロードを歩み始め、飼い主として探求が始まり、潤いのある情緒豊かで楽しい犬との生活を夢見るはずのないシルクロードが、いつの間にか苦悩の道へと大きく変貌し、引き返すこともできずに、犬を飼ったことを後悔する飼主が多くいらっしゃるのです。犬との深い愛情関係を保つ中で、同等な位置関係を維持しようとする方も多く、中には犬を旦那様扱いして犬との生活を楽しまれ、犬の意思を尊重して、いいなりに欲望行動を満たしていれば、犬は自分がリーダーと認識して、勝手にわがままなボス的な犬が出来上がってしまうのです。飼い主がリーダーとして君臨していないことが問題発生全ての原因なのです。