太田光明
13:00~14:50 <大教室>
いろいろな情報を処理して行動を制御する脳を中心に、肉食から雑食へと変化した食性、優れた嗅覚など、人と共通あるいは犬独特の生理学的機能が存在する。また犬をトレーニングするとき、あるいは問題行動に取り組むとき、犬が示す行動も生理学的機能に基づいている。犬を科学的に理解する第一歩は、その解剖・生理学を学ぶことである。しかしながら、犬に関する多くの書物は必要な情報が記載されていないばかりか、誤った情報も少なくない。例えば、犬の嗅覚が素晴らしいものであることは誰も否定しない。しかし、どのようなメカニズムで、どのくらいすばらしいのか、あるいはなぜそんなにスゴイのかについて、正しく記載された書物はない。本講演では、犬の生理学を根本から考える。