サラ・ホワイトヘッド
10:00~12:00 / 13:00~13:50 <100周年記念ホール>
行動治療に根本的変化が起こりつつある。これは、いままで世界中で受け入れられてきた問題行動に対する悪名高き「診断的」レッテル貼りに対するここ数年の動きである。問題行動といっても、ほとんどが我々人間にとっての問題なのである!イヌというのは吠え、うなり、噛みつき、排尿・排便をし、ものを噛んだりするものである。確かにイヌは我々が不適切と考えるあらゆる行動をとる可能性があるが、だからといってこうしたイヌが臨床的に「異常」だとはいえないのである。
代替アプローチではあらゆる「診断」の回避を試み、より感度のよい方法で個々のイヌの動因と生理学的要求を検証することに焦点をあてる。
おおまかに、問題行動に対する感情的アプローチの3つの教義はEMRAモデルで説明できる:
E(Emotional Assessment)‐問題行動が観察された時点での動物の感情評価
M(Mood State Analysis)‐一般的にイヌがどう感じ、行動するかの気分状態分析-イヌの快楽度合いの検証
RA(Reinforcement Analysis)-どの外的・内的要素が問題行動を強化、つまり維持しているのかに関する強化分析
この新しいアプローチに照らしてある事例を検証する。参加者にはEMRAモデルを用いてこの事例を評価していただくほか、イヌと飼い主両方のための肯定的・実用的行動プログラムに関する提案していただく。